結末から先に言いましょう。世界は愛を忘れられないのです。







奪い奪われ世界が壊れる

私は低い声で呟いた。哀願するような声。 嘘なんて自分が一番苦手だから、人にはしないようにした、 だから断言する、只彼女を救いたかった。 永遠の海に縛られることを選び 体は死に侵食され、腐り、滅び、廃れていった。 かんな姿彼女に見せたくないと思ったが、 彼女はとてもすてきだから、なんて、じぶんでも馬鹿げているみたいに 綻んで、自信を持った 。 そして其れはそんな自身とは裏腹に叶う事なく、彼女に会うことすらかなわなかった。 わかっていた、彼女はまるで海のようにひろい気持ちを持っていて 天候のような心変わり、 でも全てが愛だから、全てが真実だから、彼女が好きで、 彼女に引かれた、 オルゴールから流れる唯一の愛に、悲しみはひいていった。 次にあったのは船の置く、鉄の無効にいた彼女を見て 嬉しさよりも悲しさで心がいっぱいになった。 触れ合えた肌と肌で感じた。 手のひらから砂がこぼれてくみたいに熱が消えていって、 そういえば誰かが、死人かどうかはすぐ見分けがつくなんて話、 してたような気がする。死んだばかりじゃ解らないけど、死体かどうかは、 すぐにわかる。肌の色?体の硬さ?それとも人間の直感?どれだってかまわなかったが、 とにかく分かってしまったんだ。彼女は海の冷たさで、 自分は死の冷たさで、あたためあうなんて、出来るわけが無かった。 もしもこの世に私を泣かせられる人がいるとしたらカリプソ、君だけだと思ってたのに、 溢れた涕は、自分でも分からなかった。


カリプソ、おまえと俺はいつ確かめ合えるのだろう。




(20070701)